暑さも和らぎ、スポーツの秋がやってきました☆過ごしやすい日も増え、長袖を着る子もちらほら…気温の変化や体調に気を付けながら、トレーニングを行っています！
今回のコラムのテーマは「不登校」です。不登校と聞くと中学生や高校生といった思春期のお子様を想像しがちですが、近年では小学生の割合も増加傾向にあります。
◇不登校とは？
文部科学省による不登校の定義は「何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校したくないあるいはしたくともできない状況にあるために年間３０日以上欠席したもののうち、病気や経済的な理由による者を除いたもの」とされています。
これは不登校が特定の子どもに特有の問題があることによって起こることではなく、どの子どもにも起こりうるという考えのもとにたっています。
◇不登校の理由
文部科学省の報告※２より、不登校のきっかけは「友人との関係」、「生活リズムの乱れ」、「勉強が分からない」といったものが多いです。また近年の不登校児童の中に、勉強についていけず自信が持てないといった学習障害(LD)を持つお子様や、コミュニケーションが苦手でお友達とうまくつき合えないなどといった注意欠陥／多動性障害（AＤＨＤ）を持ったお子様も少なくないことが分かっています。
（ただ必ずしも障害を持っているから不登校になる、という訳ではありません。）
うめっこスポーツには、不登校リスクのある(不登校となる要因と似た要素を持つ)お子様が通っています。
・クラスに馴染めない、勉強や生活のテンポについていけない
・自分が思ったことを先生や友達に言えず抱え込んでしまう
・生活リズムが崩れているため、眠気やだるさにより日中活動ができない
・気持ちが不安定
以上のような特徴を持つお子様も含め、うめっこスポーツではお子様の気持ちに寄り添いながら将来の自立を目指したトレーニングを行っています。
◇“自信”が“やる気”に繋がる
自信のなさは、自己肯定感が低くなっていると考えられます。「できなかった」という失敗経験や、自分ではどうすることもできない困難感やつまずきによって自己肯定感が低くなってしまうのだと思います。
うめっこスポーツのトレーニングは
☆「できなかった」では終わらせない、「できた」という成功体験ができる
☆できなかったことを叱らない、“褒められて伸びる”
☆みんなと一緒にできて楽しいという達成感
といったことを大切にしています。
少しでもできたことを褒められると、自己肯定感が育まれ、自信に繋がっていきます。また自信がつくと「できなかったらどうしよう」という不安ではなく、「できるかもしれない、やってみよう」という気持ちになっていくと思います。これは、不登校予防の一つといえるかもしれません。
うめっこスポーツではお子様の「できない」気持ちや、困難感に寄り添いながらトレーニングを進めています。“できた”という結果だけではなく、不安を抱えつつも頑張って取り組んだお子様自身を受けとめることも大切にしています。
そしてトレーニングを通してつまずきや困難感の解消を目指したり、自己肯定感を高めて苦手なことでも挑戦する自信に繋げています。また保護者様と連携しながら子どもたちの“やってみよう”の気持ちを全力で支援しています。
今後もうめっこスポーツではお子様の気持ちに寄り添いながら、将来の自立を目指した療育・トレーニングに励んでいきます。
また随時ご相談を受け付けております。どんな些細なことでも大丈夫ですのでご連絡下さい。
(参考文献)
○文部科学省「令和元年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」
〇文部科学省「不登校児童生徒への支援に関する最終報告～一人一人の多様な課題に対応した切れ目のない組織的な支援の推進～」
○藤岡孝志監修．『これからの子ども家庭スクールソーシャルワーカー』．ミネルヴァ書房．2010
〇山下英三郎監修『子どもにえらばれるためのスクールソーシャルワーク』．学苑社．2016
～発達障害をお持ちのお子様に～
運動学習特化型 放課後等デイサービス うめっこスポーツでは、本庄市でADHDやアスペルガー症候群、LD(学習障害)、自閉症、様々な障害をお持ちの小学生のお子様に、運動と学習を取り入れた独自の療育プログラムを展開しております。 体験会・相談会は、保護者様のご希望に合わせて無料・完全予約制（秘密厳守）で随時開催しております。 また、うめっこスポーツでは令和２年９月より未就学児の受入れを開始いたしました。児童発達支援では運動の個別療育を実施しています。 体験・相談も行っていますので、お気軽にお問い合わせください。
